『まんがタイムきらら』を読んだことのないあなたも今すぐ狂える、『きららベース』追いかけ連載作品のススメ

はじめに:萌え4コマ専門誌というガラパゴスを飛び出せ ①『星屑テレパス』:孤独な少女が宇宙を目指す、令和きららの超王道 ②『ぎんしお少々』:細部に神が宿る、リアルな会話劇とカメラの魅力 ③『しあわせ鳥見んぐ』:空間を活写する渾身のバードウォッチン…

オススメきらら漫画列伝③『ななどなどなど』:性根の腐った陰キャお嬢様、今日もしぶとく生きてます

・イントロダクション:『きらら』の獣道に足を踏み入れて 本ブログで主に取り扱う『まんがタイムきらら』系列誌は、美少女を主役やヒロインに据えた4コマ漫画――いわゆる萌え4コマを専門とする漫画雑誌である。キャラクターを主軸にして売り出す以上、必然…

オススメきらら漫画列伝②『エンとゆかり』:4コマは制約にあらず!創意に富んだファンタジー漫画

※本記事は『エンとゆかり』第1巻を、「核心に触れない程度のネタバレ」を許容して紹介しています。あらかじめご了承ください。 ・「躍動する4コマ漫画」の衝撃 「4コマ漫画はアクションの表現には向いていない」――そんなイメージを抱いている人は多いのでは…

今すぐあなたが買うべき『まんがタイムきらら』作品100巻、計7700円

今年は、日本最古の週刊漫画雑誌『週刊漫画TIMES』や、多くのアニメ化作品を送り出した『まんがタイムきらら』系列誌を擁する芳文社が、創立70周年を迎えるメモリアルイヤーです。今から70年前、1950年といえば、古いお札の代名詞・聖徳太子の1000円札の発行…

【ゴジラ×MTG】プレインズウォーカーのための「ゴジラシリーズ」案内 その2

はじめに:この戦いで、全てが終わる ⑨ベビーゴジラ:孤独な王の同胞、平成の「ゴジラの息子」 ⑩ラドン:義兄弟を護るために命をかけた「翼竜怪獣」 ⑪スペースゴジラ:自らの起源に牙を剥く「戦闘生命」 ⑫デストロイア:悪魔の発明によって目覚めた「完全生…

【ゴジラ×MTG】プレインズウォーカーのための「ゴジラシリーズ」案内 その1

はじめに:ゴジラか、プレインズウォーカーか、驚異と戦慄の一大攻防戦! ①ゴジラ:地球の怒りに咆哮する「怪獣王」 ②アンギラス:時に凶暴、時に忠実な昭和の「暴竜」 ③キングシーサー:沖縄を守護する曰く付きの「伝説怪獣」 ④ビオランテ:悲劇が生んだ異…

オススメきらら漫画列伝①『サジちゃんの病み日記』:狂気でも、それが彼女の「日常」

思えば私は跳ねっ返り気質で、長いこと「日常系」というジャンル名を使うことに抵抗がありました。そこには一つならざる理由が複雑に絡み合っています。しばしば批判的な文脈で用いられるのを見て反発したかったとか、ゼロ年代後半から『魔法少女まどか☆マギ…

MTGプレイヤーの目線から見た「バンドリ!」~5つの色と5つのバンド~

☆はじめに (2019/6/20編集) 初めましての方は初めまして。私はTwitterで主にカードゲームとか百合とかの話をしている妖精からっぽまる(@Cotswolds0405)という者です。そして今回のブログ記事は、まさしくカードゲームと百合のコンテンツを結びつけたものです…